不動産鑑定士は、不動産の鑑定評価業務とコンサルティング業務の2つが主な仕事内容となっていますよね。
1つ目の鑑定評価業務には、公的評価と呼ばれる国、都道府県、市町村、裁判所などの公的機関から依頼を受け、「不動産鑑定評価書」を作成するものと、個人や企業などの民間からの依頼で不動産の売却や購入の際に鑑定評価をする民間評価と呼ばれるものとががあるのではないでしょうか。
不動産鑑定士の2つ目の業務としてのコンサルティング業務は、土地の有効活用や、マンションなどの立替、市街地の開発事業の権利調整など不動産に関する様々な相談を受け、知識と経験に基づいてアドバイスを行います。
不動産鑑定士の資格を得るには、不動産鑑定士試験に合格しなければなりません。
しかし、短答式試験に一度合格すれば、2年間は短答式試験が免除されるという制度があり、社会人でも資格が取りやすくなっていますよね。
不動産鑑定士の合格率は25%前後で、受験者の半数が30歳以上とされます。
不動産鑑定士を取得すれば、独立して開業すると公的評価の仕事があるため安定した収入が得られます。
また、不動産関係の会社や建設会社では、不動産鑑定士の資格が生かせるのはもちろん、金融機関や官公庁、商社においてもニーズが高まっており、転職、就職に有利となることでしょう。
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